甲州ワインビーフの魅力

甲州ワインビーフは山梨県内にある小林牧場において肥育されている銘柄牛です。その名称にもなっていますが、ワインの製造に使用されたブドウの搾りかす（ワイン粕）を飼料の一部として与えることで独特の肉質を持つことで有名な牛であります。山梨県はブドウの栽培農家が多いとともに、ワインの製造についてもかなり以前から盛んに行われているため、地場産業からでる食品廃棄物の有効活用としてワイン粕が与えられるようになりました。

飼料としてワイン粕が与えられるのは牛の肉に栄養が蓄えられるとされている生後６カ月から１年の間であり、出産して以降全ての飼育、肥育期間にワイン粕が与えられて育つわけではありません。その理由としては、脂身がつくようになる１年以降の肥育段階においてはワインの持つ脂肪代謝作用が脂身の付きを悪くしてしまうためであり、それを計算した上で肥育の中間期に適切にワイン粕が与えられているのです。また、ワイン粕のポリフェノールは赤身にしっかりと含まれていることから、それを食べることによって間接的にポリフェノールを摂取することができますので、甲州ワインビーフは健康にも美容にも良い牛肉であるとも言われています。

牛肉ランキングへ行く

甲州ワインビーフは身体へ良い影響を与えてくれるとともに、肉質の良さにも定評があります。きめ細やかな繊維の肉と、ワイン粕の風味からか甘い風味があるのが特徴であり、ワイン粕以外の飼料に遺伝子組み換えのものを一切使用していないことから安全な肉となっているのです。

グルメマイル│ グルメ│マイルを貯める│ANAマイレージクラブ

この甲州ワインビーフは食肉としての人気が高いのはもちろんのこと、加工商品として販売されているビーフカレーやスナック菓子も人気があります。